キリンチャレンジ杯(17日、U-22日本0-2U-22コロンビア、Eスタ)東京五輪世代に当たるU-22(22歳以下)日本代表がU-22コロンビア代表に0-2で完敗した。A代表で常連のMF久保建英(18)=マジョルカ=とMF堂安律(21)=PSVアイントホーフェン=が先発したが攻めあぐねた。A代表と五輪代表を兼務する森保一監督(51)は3バックから4バックへ布陣を変更する考えを示唆。12月28日にはトランスコスモススタジアム長崎でU-22ジャマイカ代表と国際親善試合を行う。
南米の雄に手も足も出なかった。「日本晴れ」と名付けられた新ユニホームをまとい、快晴の下、ピッチに飛び出したMF久保。待っていたのは残酷な結末だった。
「現実を見つめ直さないと。もっと攻撃で人数をかけないといけない」
堂安とともに攻撃的MFに入り、ボールを持つと強引に縦に仕掛けた。しかし、身体能力に優れるコロンビアの圧力にDFラインが後退して2失点。振り向けば、二枚看板は孤立していた。
「自分か久保にボールが入ったとき、前線には(1トップの)上田しかいない。選択肢がなかった」
堂安も奥歯をかみしめた。U-22世代はこれまで3バック布陣を採用してきた。森保監督がJ1広島時代にリーグを3度制した戦術だが、攻守で鍵を握る両ウイングバックが押し込まれたまま5バックの状態が続くと、攻撃への推進力を失い、シュートを打つのにも苦労する。