カタールW杯アジア2次予選F組(14日、キルギス0-2日本、ビシケク)F組首位で国際連盟(FIFA)ランキング28位の日本は同94位のキルギスを2-0で下し、4連勝で勝ち点12とした。前半41分にMF南野拓実(24)=ザルツブルク=が予選4試合連続ゴールとなるPKで先制。DF長友佑都(33)=ガラタサライ=は国際Aマッチ出場数で歴代2位に並ぶ122試合に到達した。日本は年内の予選を終了。19日には大阪・吹田市でベネズエラとのキリンチャレンジ杯に臨む。
余裕か、それとも自信か。ボールを置きに向かうMF南野は笑みを浮かべていた。ゴール右上を力強く揺らすと、喜びをかみしめるようにビシケクの空を見上げた。前半41分、自ら奪ったPKを沈めて先制。W杯予選の初戦から4試合連続ゴールをあげた。
「このチームで初めてPKを蹴った。試合展開を見ても重要なゴールになると思ったし、決められてよかった」
1993年のW杯米国大会予選で、三浦知良(52)=現J2横浜FC=が記録した3戦連発を26年ぶりに更新。国際Aマッチの連続ゴールも5試合で、木村和司氏(61)の6試合に次ぐ歴代2位に並んだ。