セレッソ大阪は8日、大阪市中央区の道頓堀で、クラブ設立30周年記念特別横断幕を掲出した。

森島寛晃社長(52)やMF田中駿汰(26)、FW北野颯太(19)らが参加し、多くの観光客らにクラブの存在をアピールした。

道頓堀川をクルーズ船に乗って、観光客らに手を振った田中は大阪・岸和田市生まれ。「大阪に住んでいて、道頓堀で船に乗ろうという考えはなかった。楽しかった、新鮮でした」と、外国人らを中心ににぎわう地元を満喫した。

川沿いには、各選手の顔写真が掲載された横断幕が掲出された。

田中の横断幕には「大阪といえば、人情の街やで~人があったかいねん」とのコメントが入っており、本人は「親が一番、喜んでいますね」と、笑顔で取材に応じた。

和歌山県生まれで下部組織出身の北野は「この時間(午後3時)からでも、にぎやかで、すごい、いい街やなあと思う。やはり外国人には人気ですね。優勝を目指して頑張るんで、ともに大阪を盛り上げて行きましょう」と、駆けつけたサポーターらと盛り上がった。

森島寛晃社長(52)もマイクを握り「今後もC大阪は、地域のために、しっかり活動していきたい」と、地元との共存共栄を誓った。

クラブ設立30周年記念イヤーの今季は、リーグ初優勝が目標。一時首位に立ったものの、現在は5位。11日は2位のヴィッセル神戸と本拠地ヨドコウで大一番が控える。【横田和幸】