中島翔哉2G、武田英寿が初G…浦和5発快勝、1500人サポ集結のJ3鳥取戦で格の違い示す

中島翔哉がアウェー鳥取戦で2ゴール【写真:徳原隆元】
中島翔哉がアウェー鳥取戦で2ゴール【写真:徳原隆元】

ルヴァン杯ファーストラウンドの2回戦実施

 浦和レッズは4月24日にルヴァン杯ファーストラウンドの2回戦でガイナーレ鳥取とアウェーゲームを戦い、浦和復帰後の初出場となったMF武田英寿が先制ゴール、FW中島翔哉が2得点するなど5-2の勝利を収めた。

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 浦和は武田が昨季まで2シーズン半の期限付き移籍からの浦和復帰後で初出場となるスタメンのピッチに立った。ペア・マティアス・ヘグモ監督は、ほかにGK牲川歩見を起用した以外はリーグ戦でも出場機会を得ていた選手を並べた。一方の鳥取は、浦和ユース出身のDF大城蛍が最終ラインに入るなど4-4-2システムで浦和を迎え撃った。

 試合前には現役時代に浦和で長年プレーした岡野雅行代表取締役ゼネラルマネージャー(GM)がキックオフ前にピッチに姿を現すと「野人でございます」と挨拶。浦和サポーターに歓迎の声を掛け、鳥取サポーターにも感謝の言葉を述べた。そして「私が育った浦和レッズと公式戦で、ホームで試合をできるなんて夢のようです。ありがとうございます。ガイナーレは今日レッズとやりますが、ビビらずに思いきってやってくれたらいいと思います。ていうか、ガイナーレ勝ちましょう!」と挨拶した。

 その試合は立ち上がりに浦和がペースを握り前半12分、サイドチェンジを繰り返したところから右サイドを突破するとDF石原広教のクロスに武田が飛び込んで先制。青森山田高校から加入直後の所属時も含め浦和での初ゴールになった。さらに前半17分には、FW前田直輝が倒されて得たPKをFWチアゴ・サンタナが蹴り込んで2-0とリードを奪った。

 しかし、その後に浦和は目に見えてペースダウンして鳥取の攻撃回数が増える展開になった。そうした中で前半35分、浦和がペナルティーエリア内の右サイドでボールロストしたところから逆サイドにこぼれてきたボールを鳥取DF田中恵太が蹴り込んで1点を返し、鳥取が希望を見出すハーフタイムになった。

 それでも後半開始直後は再び浦和がペースを奪い、後半8分に武田のコーナーキックがファーサイドまで流れたところからMF伊藤敦樹が蹴り込んで追加点。1分後には速攻からサンタナが放ったシュートが相手に当たってこぼれたボールをFW中島翔哉が相手GKの頭上を越えるヘディングで流し込み4-1とリードを広げた。

 鳥取は残り30分で3枚替えに踏み切ると後半19分、右サイドからのクロスにMF松木駿之介が打点の高いヘディングで合わせてゴールして追いすがった。浦和サポーター約1500人を含む7677人の観衆の中での戦いは、後半アディショナルタイムに中島がこの日2点目を決めた浦和が5-2で勝利。V・ファーレン長崎と対戦する3回戦へと進出した。

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