[4.21 関東ROOKIE LEAGUE Bリーグ第2節 日体大柏高 1-1 横浜創英高 時之栖うさぎ島G]

　日体大柏高(千葉)のFW安塚悠真(1年=鹿島アントラーズつくば出身)は関東ROOKIE LEAGUE Bリーグで開幕2試合連続ゴール。「味方のロングボールを収めるということが結構自分的にできたのと、自分が1番こだわってる得点っていうところ。2試合ともゴールで示すことができたので良かったです」と微笑んだ。

　武南高(埼玉)戦、横浜創英高(神奈川)戦ともに交代出場だったが、0-1の状況から同点ゴール。MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)を憧れの選手に挙げるFWは身長179.5cmとサイズがあり、すでに上級生主体のBチームに合流しているという。

「自分が収めたり、間に落ちたり、もらったりして、周りにはたいた後に自分がゴール前に入って点を決めるところとか、ヘディングは自分の中でちょっと武器にして、そのゴールが自分の長所です」

　千葉県内にある自宅から通うことができ、サッカースタイルも自分に合っていると感じた日体大柏へ進学。「(Bチームでも経験している)自分がみんなに要求したりして、少しでもチームを勝利に導けたらなと思っています。ROOKIE LEAGUEの目標は、チームとしてAに昇格すること。個人としては、得点王を目指していきたいです。3年間の目標は少しでも上に上がって、自分が3年生になった時には選手権にみんなで全国出たいです」と意気込んでいる。

　横浜創英戦は最終ラインの中央でCB遠矢大城が的確なカバーリングや展開力を見せていた。また、MF加藤太一らが攻守でボールに係わり、FW早川翔の鋭い仕掛けなどで対抗。だが、1-2で競り負けた武南戦に続き、横浜創英戦も勝ち切れなかった。

　それでも、安塚は「まず率直に勝てなかったので、そこが悔しいところなんですけど、ROOKIE LEAGUEに臨む前に比べて、チームとして成長できた部分もたくさんあったので、そこは良かったと思います」と前向きだ。開幕2試合での課題を持ち帰り、成長してAリーグ昇格と個人目標の実現にチャレンジする。

CB遠矢大城は最終ラインの中央で奮闘

FW早川翔は鋭いドリブルなどを見せた

(取材・文　吉田太郎)