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[関東 ROOKIE LEAGUE] Aリーグ復帰へ開幕2連勝。特長発揮のMF宇留江生叶は桐光学園で成長を続け、「上を目指していきたい」

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JFA タウンクラブ・中体連(U-14)トレーニングキャンプ選出歴を持つ桐光学園高MF宇留江生叶(1年=FC厚木ドリームズ出身)は攻撃の起点に

[4.21 関東ROOKIE LEAGUE Bリーグ第2節 桐光学園高 2-1 駒澤大高 時之栖裾野G]

 1年での関東ROOKIE LEAGUE Aリーグ復帰を狙う桐光学園高(神奈川)は、開幕2連勝。習志野高(千葉)との開幕戦はMF小野口昇とMF山田悠太のゴールによって2-0で制し、続く駒澤大高(東京)戦も小野口と右SB池田和之が決めて2-1で逆転勝ちを果たした。

 MF宇留江生叶(1年=FC厚木ドリームズ出身)は、「開幕2試合終わって、いつも試合の入りが凄く課題なんですけど、そこから立て直して、全員で一体感持ってできたので良かったと思います」と関東ROOKIE LEAGUE開幕2試合の感想を語った。

 桐光学園は1学年20人弱の少数精鋭。すでにAチームで先発出場を続ける注目SB萩原慶を欠くなど、限られた戦力での戦いだ。駒大高戦の試合終盤は我慢の展開となったが、攻守で力を見せていた池田や反応鋭いGK飯野凌斗らが奮闘。相手のパワフルな攻撃を弾き返した。

 宇留江はJFA タウンクラブ・中体連(U-14)トレーニングキャンプ選出歴を持つ注目株。「インターハイや選手権を見ていて、選手たちから見ている人たちに『勝ちたい』って気持ちが凄く伝わってきて、そういうところに惹かれて入りたいと思いました」と桐光学園へ進学したという。

 この日はボールを運び、高い位置で収めてMF篠崎葉らとともに攻撃の起点となっていた。「自分はボール持ってチームを落ち着かせることが凄く得意なので、自分の長所を出しながらチームを鼓舞したり、勝ちに繋がるプレーができたので良かったと思います」と頷く。ドリブルに加え、サイドチェンジも得意。攻撃の中心としてチームを引っ張った。

 その宇留江は関東ROOKIE LEAGUEについて、「自分たちが成長するにあたって大切な大会だと思っています」とコメント。そして、「全勝目指して、今、Bリーグなんですけど、Bリーグ優勝を目指していく」と力を込めた。

 MFトニ・クロース(レアル・マドリー)を目標の選手に挙げるMFは、フィジカル面や強度の部分を桐光学園で向上させ、「上を目指していきたい。(高校3年間では)全国優勝目指して頑張っていきたい」と誓う。チームメートと切磋琢磨し、成長して目標を達成する。

右SB池田和之は駒大高戦で決勝点。攻守で存在感

チームリーダーのMF北川惺大

(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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