パリ五輪(オリンピック)出場を目指す日本が、韓国との第3戦で敗れ、2位通過が決まった。

後半18分からピッチに立ったMF松木玖生(20=FC東京)は、得点にはつながらなかったものの、インパクトのあるパフォーマンスで日本の攻撃をけん引した。

「攻撃のバリエーションはなかなか引き出せていなかった。自分が入ったら裏抜けやクロスに入っていくことを意識していた」という松木は、出場早々の同19分にFW藤尾翔太(22=FC町田ゼルビア)のクロスに飛び込み、韓国ゴールに迫った。同26分には中盤で相手2人にプレスを受けながらも強靱(きょうじん)なフィジカルで相手に競り勝ち、ドリブルからスルーパス。GKにクリアされたが、迫力あふれるプレーに、SNS上では「全盛期の中田英寿みたいだ」と驚きの声も挙がった。

それでも1点が奪えないままでのタイムアップに「内容的には後半押し込んだ時間もあったが、そこで決めきることができず悔しい」と唇をかんだ。

日本は25日の準々決勝で開催国カタールと対戦することが決定。次戦に向けて「自分たちは絶対にパリの切符をつかめるように、強い気持ちをもって(戦う)。(相手は)開催国になるが、アウェーの中しっかりと日本に勝利を届けたいなと思う」と前を向いた。

【U23日本代表】日本0-1で韓国に敗れ2位通過 準々決勝は開催国カタールと対戦/ライブ詳細