浦和レッズのヘグモ監督(64)が22日、ルヴァン杯・J3ガイナーレ鳥取戦(24日、Axis)を前にオンライン取材に応じ、日本の若手の欧州移籍に私見を述べた。

今季から浦和で指揮し、練習試合で大学生、カテゴリーが下のチームと対戦してきた。J1以外のチームのレベルに驚いたことを明かし「日本の選手の育成文化に驚いている。若い才能のある選手が日本にたくさんいるが、そういう選手が安い金額で欧州に行くのは阻止しないといけないことだと思います」と自身の考えを述べた。続けて、若手の移籍に対するルール変更の必要性も挙げた。

浦和は今季、昨季の天皇杯の暴動で今季の参加資格ははく奪されており、指揮官も「我々にとって唯一のカップ戦」とルヴァン杯を位置付ける。練習試合を通し、下のカテゴリーでもレベルが高いことは分かっている。今季のルヴァン杯は、鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸のタイトル経験があるチームも初戦でカテゴリーの下のチームに苦戦していた。割り切ってリーグ戦とガラリとメンバーを代えるチームもあるが「新たな選手はベンチを含め4人ほど入ってくるが、我々もトップレベルで戦わないと勝てない。この試合を勝ちにいきたい」と油断はなかった。