レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(64)がクラシコ前日、「リーグ優勝に向けた絶好の機会となる」とコメントした。

Rマドリードは21日、スペインリーグ第32節でバルセロナをホームに迎える。勝てばリーグ優勝に大きく近づく試合の前日、アンチェロッティ監督が記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。

アンチェロッティ監督はまず欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦でマンチェスター・シティーと死闘を繰り広げた後のチーム状態について、「順調に回復しているが、もう1日必要な選手がいるし、メンディは今日練習に参加しなかった。できる限りベストのチームを組むつもりだ」と大きな問題がないことが強調した。

マンチェスター・シティ戦の戦い方に対する批判があることについては「驚きはない。誰もが自分の意見を持っているし、我々にはどのようにプレーすべきか明確なものがある。ボールを持っている時も持っていない時もうまく対応しなければならない。今のところ不満を抱いているサポーターはいない。彼らは満足しているし、私もそれに満足している」と見解を述べた。

前十字靭帯断裂の大けがからの復帰後、まだほとんど出番のないミリトンについては「先発出場の可能性もある。彼はただ出場時間が不足しているだけで準備万端だ。試合に出たがっているし、選択肢の一つになり得るだろう」と言及した。

シーズンを通じて素晴らしいパフォーマンスを見せているバルベルデについては「彼は常にピッチでとてもよくやっているし、チームを大いに助けてくれている。決定的な存在なので起用しているんだ。ウイングでもボランチでも、どのポジションでも貢献してくれる。私にとって替えの利かない選手だよ」と称賛した。

リーグ優勝に向けて「我々はとても近いところにいる。明日は非常に競争力の高いチームと対戦することになるし、彼らは絶好調だ。クラシコはいつも通り拮抗した展開になると思うが、リーグ優勝に向けた絶好の機会となる」と意気込みを語っていた。(高橋智行通信員)