セリエA

指揮官探しが難航するバイエルン、オーストリア代表指揮官への関心再燃か

ラルフ・ラングニック 写真:Getty Images

 バイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)が、オーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督の招へいに興味を持っているようだ。

 ブンデスリーガ12連覇のミッションが失敗に終わったバイエルンは今季限りでトーマス・トゥヘル監督の退任が決定済み。その後任としてリーグ連覇を阻止したバイエル・レバークーゼン(ドイツ1部)のシャビ・アロンソ監督引き抜きを目指していたが、同監督が来季も残留する旨を公表した。

 その代替案としてドイツ代表を率いるユリアン・ナーゲルスマン監督との交渉を強化したが、またしても招へいに失敗。日本代表MF三笘薫が在籍するブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン(イングランド1部)を率いるロベルト・デ・ゼルビ監督などがリストに残っているものの、指揮官探しは振り出しに戻っている。

 そのなかで、ドイツ『スカイ・スポーツ』で記者を務めるフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、数週間前に接触した際になにも起きなかったラングニック監督についてクラブ内部で再び議論が行われている模様。両者の間で新たなコンタクトはないが、状況はいつでも変わる可能性があるようだ。

 ドイツの複数クラブで指揮を執り、ナーゲルスマン監督やリバプールを率いるユルゲン・クロップ監督らに大きな影響を与えてきた名将のラングニック氏は、2021年11月にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)の暫定監督に就任。2022年4月からはオーストリア代表の指揮官に就任している。