J1で開幕3連敗となった名古屋グランパスだが、その後は5試合負けなし(4勝1分)と好調だ。

この2試合は体調不良の守護神ミッチェル・ランゲラックに代わり、36歳のベテラン武田洋平がゴールマウスを守っている。

そうしたなか、吉田麻也は、Tokyo FMの『吉田麻也の切り替えて行こう!』で武田ら頼りになる控えGKについてこう話していた。

「武田選手は4月7日のアビスパ戦に2022年6月以来の出場(リーグ戦)。GKは基本的にひとりしか試合に出られないので、負傷交代とかもなかなかありません。ひとつのポジションを争う厳しいポジションでございます。

特にチームにとって第2GKの役目はすごい大事なんですよね、何よりも一番求められるのは人間性だと思います。第2GKで人間性が悪い人はほとんど見たことない。試合に出ないけど、チームにプラスになることをしている、もしくは他の選手の模範になるようなプロフェッショナリズムを持っている。そして、常に準備をする。第2GKに悪い人はほぼいないと思っています。

武田くんは僕のひとつ上の先輩なんですけど、ちょっとゆかりがありまして。U-20の前だから、U-19とかですかね。その世代は調子乗り世代と言って、槙野(智章)、安田(理大)、内田篤人らがいっぱい出てきた年で、すごい明るい血気盛んな選手たちが多かったんですけど。

後に彼らはU-20ワールドユースという大会に出るんですけど、その前のアジア予選(メンバー)で3人が本大会から落とされるという事件がありまして。3人のなかの2人が僕と武田選手でございました。大会が始まる前日に監督から部屋に呼ばれて、薄暗い部屋に呼ばれまして。あぁ、これ落ちたなと思ったら、案の定、申し訳ないけど、外れますと言われてまして。次の日、みんなが練習場に行くバスを見送った後、僕ら3人は空港に戻って帰路につくという悔しい思いを一緒にしたのをすごく覚えています。

武田君は当時からすごく物腰が柔らかくて、すごい優しくて、イケメンで、人間性二重丸の人でしたね。

プロになって試合に出場する機会が少ないですけど、長くチームで活躍して、36歳までプロとしてやっているのは、日頃の行いやトレーニングに取り組む姿勢、人間性のところがすごく大きいのかなと思います。このニュースを見て、僕も嬉しい気持ちになりましたし、もっともっとこれからお互いに頑張って行かなきゃいけないんじゃないかなと思います」

武田は清水エスパルスでプロになった後、いくつかのクラブを経て、2016年に名古屋に加入。

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吉田と武田は2007年のU-20ワールドカップ候補メンバーだったが、当時から人間性に優れていたそう。

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