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ポケモンの勝負パンツで世界進出!C大阪・北野颯太に欧州クラブ関心か

北野颯太 写真:Getty Images

 セレッソ大阪所属のU20日本代表FW北野颯太は、今月17日開催のYBCルヴァンカップ2回戦(対いわてグルージャ盛岡)でスタメン出場。勝負パンツで日本のファン・サポーターから注目される中、海外からは欧州移籍の可能性がある有望株としても熱視線を浴びている。

 C大阪下部組織出身の北野は、16歳2か月12日での公式戦デビュー、17歳6カ月17日での初ゴールと、クラブ史上最年少記録の持ち主。MF香川真司やMF南野拓実(現ASモナコ)に匹敵するほどのタレントとして期待される中、昨年はAFC U20アジアカップやFIFA U20ワールドカップに参戦。ただ、右膝半月板損傷という大怪我もあり、2023シーズンのJ1リーグでは12試合の出場にとどまっていた。

 今年3月30日のJ1第5節湘南ベルマーレ戦でゴールを決めるなど、完全復活を印象付けている北野。ルヴァン杯の盛岡戦で今季2度目となるスタメン出場を果たしたが、思わぬアクシデントに見舞われた。

 同選手は後半1分、ピッチに倒れた際に勝負パンツが丸見えに。人気アニメ『ポケットモンスター』のキャラクターであるカビゴンがデザインされているだけに、X(旧ツイッター)では「勝負パンツかわいい」「パンツ見せて人気が上がるのはずるい」といった声が。世界中のフットボールを対象に話題性豊かな出来事を取り上げるツイッターアカウント『Out Of Context Football』でも、当該シーンが投稿されるなど、海外でも反響を呼んでいる。

 盛岡戦ではプレー以外の部分で脚光を浴びた北野だが、2年前の時点ですでに欧州クラブのスカウト陣から目を付けられているという。同選手は2022年、U19日本代表の一員として第48回モーリスレベロトーナメント(旧トゥーロン国際大会)のグループステージ全3試合でプレーしており、第1節のアルジェリア戦では1ゴールをマーク。フランスメディア『20minutes』は、同国2部シャモア・ニオールFCのスカウト陣がアルジェリア戦視察の際に、北野を評価したことを伝えた上で、「(ニオールFCにとって、)北野はすでに手の届かない存在になっている」と綴っていた。

 また、ドイツメディア『シュポルト』は同年7月23日に「元ドルトムントのスーパースター香川真司や、リバプールからASモナコに移籍したばかりの南野拓実は、セレッソ大阪でプロの第一歩を踏み出し、ヨーロッパに舞台を移した」とC大阪の選手育成を紹介。「17歳の北野も香川や南野の後を追おうとしている」と、北野の去就に熱視線を送っていた。大怪我により、苦しい日々を過ごしていた北野。すでに欧州で認知されているだけに、今季の成績次第では、海外移籍への期待が膨らみそうだ。