アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で初優勝を目指す横浜F・マリノスは、17日にアウェーの韓国で蔚山との準決勝第1戦に臨む。

16日は試合会場で冒頭以外を非公開として調整した。記者会見でキューウェル監督は「メンタルのコントロールが非常に大事になる。自分たちのスタイルを出したい」と決意を語った。Kリーグ2連覇中の蔚山は攻守ともにレベルが高く、DF渡辺泰は「(蔚山は)迫力がある。心と体を準備して横浜に勝利を持ち帰れるように頑張る」と気合を入れた。

3月末から2週間でJ1の5試合を戦った疲労の蓄積が心配される。13日の湘南戦は喜田主将らをメンバー外、エースのA・ロペスらをベンチスタートとするなど主力を温存し、ACLに備えた。けがで離脱していた畠中や小池龍、小池裕は戦列に復帰しており、キューウェル監督の選手起用も鍵になる。

蔚山は2月の決勝トーナメント1回戦では甲府に2戦合計5-1で快勝。現役時代に韓国代表やJリーグでも活躍した洪明甫監督が率い、J1経験のある黄錫鎬、金英権らを軸に守備が安定している。ピッチを広く使った攻撃は巧みで、強力なカウンターにも要警戒だ。

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