3連敗中の湘南ベルマーレ山口智監督(45)が、次節横浜F・マリノス戦(13日・日産)に向けてオンラインで取材に応じ、ポジティブシンキングの重要性を強調した。

直近3試合はアウェーでセレッソ大阪に0-2、ホームで東京ヴェルティに1-2、敵地で退場者を出してサンフレッチェ広島に0-2とともに敗れた。しかし、ゲーム内容で時間帯によっては、主導権を握る場面もあり、報道陣から「悲観しすぎることはないのでは?」と質問が飛んだ。山口監督は「そう見ていただけるのはすごくありがたいですけど、結果に目を向けないといけない。結果に対する責任は負う」としながら、「やり続けるしかない。自分たちを信じることが大事」とうなずいた。今季から4バックシステムも導入するなど、チームの幅を広げ、さまざまなことにトライしている。「考えてもしょうがないとは思わないけど、考えても(結果は)返ってこないことなので、ポジティブにいきたい」。続けて「中にはネガティブな選手もいますけど、そういう選手が浮くくらいの雰囲気をつくっていきたい。自分が率先して導いていければと僕自身思っています」と監督自ら前向きな空気をつくって連敗を脱出する。【佐藤成】