【マドリード=高橋智行通信員】ドルトムント(ドイツ)はアウェーでアトレチコ・マドリード(スペイン)に1-2で競り負けた。0-2から後半に1点を返したが及ばなかった。テルジッチ監督は「恥じる必要はない」とし、16日にホームで行われる第2戦を見据えた。

主な会見の一問一答は次の通り。

-敗北を喫したAマドリード戦について

複雑な気持ちの試合だった。我々は試合に入るのに苦労し、ナーバスになり、簡単に2失点を許してしまった。このレベルであのような相手と対戦すると、全てを失う可能性がある。

しかし我々は状況を好転させることができたし、ハーフタイム前にチャンスもあった。そして後半は自分たちがうまく試合に入っていると確信して臨むことができた。ハーフタイムに選手たちに精神的に落ち着くように話したんだ。残念ながら同点にはできなかったが、第2戦に向けてすべてがオープンになる結果を得ることができた。

-ブラントの位置にヌメチャを起用した理由

ヌメチャは好調だったし、彼には試合をスピードアップさせ、中盤をサポートする使命があった。しかし我々が前半いいプレーができなかったので、ヌメチャからブラントに代えると、彼は試合にフレッシュさと前半なかったリズムを与えてくれた。それで我々は試合の流れを引き寄せることができた。前半は自陣でプレーしたが、後半はブラントを擁して状況を変えることができたんだ。

-1-2の敗北という結果でドイツに帰る心境

最初に話したようにほろ苦い気持ちだよ。もし前半を後半と同じようにスタートできていたら、違った展開になっていたはずだ。でも前を見る必要がある。望んだ結果ではないが、最低限の点差で負けたので、恥じる必要はない。準々決勝の他の試合を見ると、すべてが僅差だった。引き分けに持ち込んでここを去りたかったが、後半は自分たちのプレーを見せることができた。