横浜F・マリノスに特別指定選手として加わっている慶応大2年のFW塩貝健人(19)が、プロデビューを果たした。

後半21分、FWヤン・マテウスと交代すると、ピッチに全力疾走で入った。ファーストプレーで相手選手に激しくぶつかっていくなど、意欲をあらわにした。ゴールはならなかったが、シュートを1本記録。プロとしての第1歩を日産スタジアムで記した。

東京・国学院久我山高で活躍し、日本高校選抜でもプレー。ストライカーとして同世代では注目される存在だ。

試合後には多くのメディアに囲まれ、「この中でやれるのはサッカー選手として恵まれている。最初のプレーでかまそうと思った。ファウル気味だったので、相手の選手に謝りました」と話した。

関東大学2部リーグに所属するチームは週末に試合が予定されている中、横浜の活動に送り出してくれた慶大スタッフに感謝。「プロでの経験はチームに還元したい。応援される人間になりたいし、次はゴールという結果でお返ししたい」と初々しく話していた。