湘南ベルマーレDF畑大雅(22)がクラブでの圧倒的な活躍と、パリメンバー滑り込みを誓った。

今季から4バックシステムも取り入れているクラブでは、サイドハーフに挑戦。開幕時は先発確保には至らず、途中出場が続いたが、3バックと4バックを併用する中で、第6節の東京ヴェルディ戦から左ウイングでスタメンを奪取した。「試合に出ることでピッチの中でしか調製できない部分もある。そういうところもだんだん調子が上がってきているかなと思います」と充実した表情を浮かべた。

練習だけでは培えない強度などを体感。サイドハーフを経験したことで、4バックでのサイドバックとしての幅も広がるなど、自信を深めている。

パリオリンピック(五輪)を目指すU-23(23歳以下)日本代表の常連組だが、パリ五輪アジア最終予選を兼ねるU23アジアカップ(杯)カタール大会(15日開幕)のメンバーからは落選した。リーグ開幕時から出場機会が少なかったことも影響したとみられるが、ここへ来てクラブでの序列を上げている。「(アジア最終)予選に勝てばまた本戦に向けてメンバーが替わる可能性はありますし、そこに行くためにも試合に出続けて良いパフォーマンスをしないといけない」と湘南でのプレーに集中している。

ハイパフォーマンスを継続した先に、パリへの道も開ける。「今行っている人を覆すような結果を残して調子のいいところを見せないといけない。今予選をやっている中、こっちでしっかり頑張りたい」と引き締めた。【佐藤成】