タイ代表の日本人監督を「誇りに思う」 “国歌斉唱”に海外ファン賛辞「挑戦したことに感動」

タイ代表を率いる石井正忠監督【写真:ロイター】
タイ代表を率いる石井正忠監督【写真:ロイター】

韓国に敗れたものの、試合前の国歌斉唱に賛辞

 タイ代表(FIFAランキング101位)は3月26日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選第4戦で韓国代表(同23位)と対戦し0-3で敗れた。そんななか、タイを率いる日本人監督の“ある行動”に、称賛の声が上がっていたという。

 前節の韓国戦でドローに持ち込んだタイだったが、ホームのリターンマッチとなった一戦では苦戦。前半19分に韓国MFイ・ジェソンのゴールで先制されると、後半9分にはエースFWソン・フンミンが追加点を決める。後半37分にはMFパク・ジンソプのゴールで3点目をゲットした韓国が完勝し、タイはランク差を実感することになった。

 そんななかマレーシアメディア「MakanBola」は、試合前の石井正忠監督の行動に注目。「タイ代表の石井監督がタイ国歌を斉唱するシーンが、ファンの間で話題になっている」と、タイ出身のタ・ラオ記者が公式X(旧ツイッター)でその瞬間を公開しており、メモを持ち歌う様子を取り上げた。

「タイ人サポーターの声には、日本生まれの石井監督が国歌斉唱に挑戦したことに感動し、誇りに思うというものも見られた。就任以来、輝かしい躍進を続けており、先日はアジアカップの16回戦に進出し、国の歴史を塗り替えた」

 同メディアはアジア杯の戦績も踏まえ、石井監督へ賛辞を贈っている。26日のホーム韓国戦で敗戦したタイは、現在グループCで韓国、中国に続く3位(勝ち点4)。まだ突破の可能性を残したまま、6月の中国戦、シンガポール戦を控えている。

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