浅野拓磨、北朝鮮のラフプレー警戒「間違いなく全身全霊で戦ってくる」…森保ジャパンあす21日W杯2次予選

スポーツ報知
公開練習で長友(右)を振り切る久保(カメラ・小林 泰斗)

 サッカー日本代表は19日、W杯アジア2次予選の北朝鮮2連戦(21日・国立、26日・平壌)に向けた合宿2日目を千葉県内で行った。練習前にはミーティングも行い、危機管理として過去に北朝鮮が見せたラフプレーの映像もチェック。細心の心構えで試合に臨む。北朝鮮代表はこの日、羽田空港に来日した。

 いよいよ本格的に森保ジャパンの北朝鮮対策がスタートした。練習前のミーティングでは、プレーの特徴に加え、過去の試合で見せたラフプレーの映像もチェック。FW浅野は「間違いなく全身全霊で戦ってくる。相手はうまくいかなかったら腹を立て、自分をコントロールできない戦いになる可能性は、映像を見てもわかる」と語り、心の準備を進めていると明かした。

 日本との対戦でラフプレーが目立ったのが、昨年10月1日に行われた杭州・アジア大会のサッカー男子準々決勝。U―22日本代表が2―1で勝利したこの試合、U―24北朝鮮代表は危険なタックルを連発し、日本スタッフから給水ボトルを奪って殴るようなしぐさで威嚇。決勝点となったPK判定を不服とし、試合後に審判団に詰め寄って猛抗議する事態にも発展した。

 ただ、2月のパリ五輪最終予選で、なでしこジャパンが対戦した女子の北朝鮮チームは、クリーンな戦いだった。「今の日本代表は、冷静に自分たちの戦いを貫ける集団だと思っています」と浅野。すべての可能性を想定し、対応できる準備だけは着々と進めている。(金川 誉)

 〇…久保建英は北朝鮮のラフプレー対策として審判のジャッジを挙げた。「どの程度の(ファウル判定)ラインかが大事。流してくるようなら僕たちも強くいかないと。逆にしっかりファウルを取る審判なら(相手が)アフターできなくなる」と分析した。26日のアウェー戦に向けては「楽しみではないけど興味はある。好奇心旺盛なタイプなんで」と素直な胸の内を語った。

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