北朝鮮、国立アウェー3000席完売 応援エリア拡張を日本側に打診…来日の代表チームを200人が出迎え

スポーツ報知
サッカーのW杯アジア2次予選のため、羽田空港に到着した北朝鮮男子代表の選手ら(カメラ・小林 泰斗)

 北朝鮮代表が、東京・国立競技場で行われる日本戦でアウェー席の拡張を日本側に打診していることが19日、分かった。関係者によると、日本協会から北朝鮮側に対して3000席が割り当てられているが、既に完売。それでもチケット購入希望者が絶えず、協会に応援エリアを広げたい旨の希望を伝えてきたという。

 2月28日に同競技場で行われた女子サッカーのパリ五輪最終予選「日本―北朝鮮」でも、北朝鮮側は約3000席分を動員。スタンドの一角をチームカラーの赤で染め、熱烈な応援を送った。21日の試合でも在日朝鮮学校に通う生徒で構成された「青年学生応援団」が中心となった応援を行う予定で、各学校で応援練習を行っているという。

 北朝鮮代表はこの日、中国経由で羽田空港に到着。関係者約200人が、選手・スタッフら35人の選手団を出迎えた。選手はピンクのネクタイを締めたスーツ姿で登場。北朝鮮国旗が描かれた旗を振って声援に応えた。到着ロビーには一般人との接触を防ぐために特別動線が敷かれ、トイレや喫煙所が一時的に閉鎖されるなど厳戒態勢。「特別警戒」の腕章を巻いた警備員など約50人のスタッフがトラブルを防ぐために配置された。

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