三笘薫の故障にデ・ゼルビ監督「日本のファンより私の方が大きなショック」も2か月での復帰を期待

スポーツ報知
ブライトンの三笘薫(ロイター)

◆FA杯5回戦 ウルバーハンプトン1-0ブライトン(28日、英国・ウルバーハンプトン=モリニュー・スタジアム)

 2024年2月28日、英国ではFA杯5回戦(ベスト16)が4試合行われ、日本代表MF三笘薫(26)が所属するブライトンはアウェイでウルバーハンプトン対戦。プレミア対決となったこの試合の前日、定例会見でデ・ゼルビ監督が「腰の故障で2~3か月の欠場」と明かした三笘はベンチ外となった。

 クラブ関係者はスポーツ報知の取材に対し「手術はない」と明かしたが、「まだ故障箇所の全貌が分かっていない。2~3週間はかかる」と続けると、「現時点で言えるのは全治に2~3か月かかるということ」と話すに止まった。

 三笘はアジア杯から復帰後、2月10日のトットナム戦に先発フル出場。続く18日のシェフールドU戦も先発。前半11分に一発レッドカードとなった悪質な反則タックルを受けたが、後半30分にブライトンの3点目となったオウンゴールを誘発するクロスを放って勝利を確定させると、その1分後の同31分までプレーしてピッチを降りた。

 しかし、試合後の取材で右の腰に痛みがあることを明かし、24日のエバートン戦を欠場。27日に行われた会見で突如として全治2~3か月の重症であることが公表された。

 三笘抜きで行われたアウェイのFA杯5回戦は、試合開始直後の前半2分にウルバーハンプトンがレミナのゴールで先制。ブライトンは72%のポゼッションを支配し、18本のシュートを放ったが、決め手に欠き、結局1-0のまま試合が終了。ベスト8進出はならなかった。

 試合後、デ・ゼルビ監督は「三笘の故障のニュースは日本のサッカーファンに大きなショックを与えた」と聞くと、「日本のファンより私の方が大きなショックを受けている」と一言。「怪我の原因は分かっているのか」という質問に対しては「シェフィールドU戦で受けた反則タックルが原因ではないことは確かだが、何が原因かは分からない」と返答。しかし「2か月で復帰してくれることを願っている」と話して、三笘の今季中の復活に期待した。

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