テン・ハグ監督、4位以内でなければ解任! ラトクリフ氏「欧州CL出場はマンチェスターUの使命」

スポーツ報知
テン・ハグ監督(ロイター)

 マンチェスターUの25%株を取得し、チームの人事権を握った英実業家のジム・ラトクリフ氏(71)が今シーズン終了後にテン・ハグ監督の去就を決断する方針であることが明らかになった。

 英大衆紙「デイリー・スター」が掲載した記事によると、13億ドル(約1963億円)という巨費を投じ、マンチェスターUの経営に参加したラトクリフ氏はスカイ・スポーツのインタビューに応じ、「現時点でテン・ハグ監督の去就について話すのは不適切」と話したが、今季終了後にオランダ人闘将がこれからもマンチェスターU監督を継続するにふさわしい人物か、新たなクラブ幹部とともに協議する意向だ。

 「スター」紙はラトクリフ氏が「欧州CL出場はマンチェスターUの使命」と最低限の成績として欧州CL出場権を確保する「4位以内」を主張していることから、もしもテン・ハグ監督がシーズン終盤、現在勝ち点「44」の6位から「49」の4位アストンビラとの5点差をひっくり返して、来季の欧州CL出場権を獲得した場合は来季も監督を続投。しかし5位以下の成績に終われば解任の決断を下す可能性が高まるという。

 ファーガソン監督が去ってから、今季で11シーズン、プレミアリーグ優勝から遠ざかり、栄光の日々も遠ざかるばかりのマンチェスターUだが、幼少の頃からのファンという大富豪の経営参加で立ち直ることができるのか。まずは今シーズン終了後に4位以内の成績を収めなければ、監督交代という大きな変革が不可欠になりそうだ。

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