金沢ゴーゴーカレースタジアムのオープニングマッチを開催…8566人が来場

スポーツ報知
オープニングマッチに挑んだJ3金沢の選手たち

◆オープニングマッチ 富山4-1金沢(18日・金沢ゴーゴーカレースタジアム)

 約1万人収容の金沢ゴーゴーカレースタジアムが完成し、J3・ツエーゲン金沢はオープニングマッチを開催した。同じJ3のカターレ富山と“北陸ダービー”を行い、1-4で敗れたが、両チームのサポーター8566人が来場して大声援を送った。今季から指揮を執る伊藤彰監督は「率直に守備の切り替えが遅かった。選手たちはプレッシャーもあり、ゲームでは硬さを感じた。ふがいないスコアになったが、1年間、自分たちは積み上げていかないといけないし、いい教訓にして次につなげたい」と前を向いた。

 大迫力のサッカー観戦を楽しんだ。ゴール裏のサポーター席は、ピッチからわずか7メートルの近さ。埼玉県から来た会社員の小島雄一郎さん(19)は「埼玉スタジアムよりコンパクトで距離が近い。ここまで目線が低いのは初めてです」と笑顔。試合中のゴール裏は、チームカラーの赤に染まり大いに盛り上がった。FW大谷駿斗(27)は「応援がすごく響いて、後押しを受けた。前半は日差しが眩しかったですが、芝もていねいに管理されていて、プレーしやすかったです」と振り返った。

 試合前には石川県の馳浩知事が「立派なスタジアムを建ててくれてありがたい。能登半島復興に向けては長い戦いになる」と挨拶し、キックインセレモニーにも参加。会場にはキッチンカーも出店し、多くの人で賑わった。スタジアムの命名権を持つ金沢ゴーゴーカレーも出店し、30分の待ち時間ができるほどの人気ぶり。また、ピッチ内の芝の育成状態も良く、両チームの選手からは好評だった。伊藤監督は「素晴らしいスタジアムにこれだけ大勢のサポーターが来てくれて、選手たちも嬉しいと思う。新しく変わっていきたい」と決意。新スタジアムとともに新たな歴史を作り上げる。(中田 康博)

サッカー

×