浦和、ACL決勝進出のポイントは? DF槙野、敵地・広州恒大戦で“守りの姿勢”を危惧

浦和レッズDF槙野智章【写真:高橋学】
浦和レッズDF槙野智章【写真:高橋学】

準決勝第1戦は2-0勝利も…槙野が言及「やり方はホームと変わらないようにしたい」

 浦和レッズのDF槙野智章は、初戦の2点差勝利を経て臨む23日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦・広州恒大(中国)戦に向けて、「やり方はホームと変わらないようにしたい」と、敵地とリードの要素を試合に影響させすぎないことの重要性を強調した。

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 浦和は2日にホームで迎えた初戦を2-0で勝利している。そのことから、広州に乗り込んだアウェーゲームでは、攻める広州、守る浦和という構図になるというのが一般的な見立てになっている。特に、1失点以内であれば確実に突破できる槙野らの最終ラインにおいて、その点がフォーカスされている。

 一方で槙野は、そうした守りの姿勢に入ることへの危惧を語る。そのうえで「やり方はホームと変わらないようにしたい。自分たちがボールを握って、前に出て、相手を出させないというのがベストの展開」と、相手をゴールから遠ざけるという失点をしにくくなる基本的な試合展開をこの第2戦でも繰り広げたいという思いだ。

 槙野のサイドにはブラジル人FWアンデルソン・タリスカの起用が予想される。初戦でも激しく競り合った相手だけに、槙野は「彼が素晴らしい選手なのは理解しているし、彼がどこでボールを受けたいかも分かっている。どこまで彼についていくのか、スペースを管理することが必要」と、相手ストライカーへの注意点を口にしている。

 完全アウェーが濃厚な環境だが、槙野は「1点、2点と取って、スタジアムを静まり返らせるようにしたい」と不敵な笑みも浮かべた。セットプレーの攻撃参加では自身によるゴールも期待できる。ACLの舞台で外国人アタッカーを相手にイキイキとプレーするセンターバックが、広州の大観衆を静寂に包み込む。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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