ベガルタ仙台ユース初のプレミアリーグ昇格に王手…プレーオフ１回戦で清水ユースに３―１で勝利

◇サッカー　高円宮杯Ｕ―１８　プレミアリーグプレーオフ　１回戦（８日、エディオンスタジアム広島）

　ベガルタ仙台ユースは３―１で清水ユースを破り、２回戦に進出。プレミアリーグ初昇格に王手をかけた。

　前半立ち上がりは、徹底した右サイドの攻撃に苦戦。１１分には相手ロングボールの処理が遅れると、慌ててパスを出したところを奪われ、カウンターを受け失点した。しかし、同１７分にはゴール前でボールを奪うと、ＭＦ河野和真（３年）がＧＫとの１対１をかわし、右足で同点弾を決めた。

　１―１の前半４０分にはピッチ中央で相手のパスをヘディングではね返すと、背後に抜け出していたＦＷ佐々木悠磨（３年）がボールを受けドリブルでペナルティーエリアに侵入。マークのプレッシャーがありながらも角度のないところから右足を振り抜いてネットを揺らし、勝ち越した。

　後半は立ち上がりからペースを握った。１０分には左サイドから押し込むと、ショートパスで中央に攻め込み、最後は味方からヒールパスを受けたＭＦ横山颯大（２年）が落ち着いて右足でシュートを放ち、３点目。その後は持ち前のチーム力で相手の攻撃をはね返して勝利した。

　勝ち上がったチームは８日の１３時３０分から行われる鹿島ユース対瀬戸内高の勝者と初のプレミア昇格をかけて対戦（１０日、広島広域公園第一球技場）する。