横浜FM、新潟に0―0ドローで逆転優勝遠のくも…主将MF喜田「絶対に諦めません」

スポーツ報知
横浜Mイレブンはケヴィン・マスカット監督(左から2人目)に迎えられる

◆明治安田生命J1リーグ▽第33節 横浜FM 0―0 新潟(24日、日産ス)

 2位の横浜FMはホーム最終戦で新潟と0―0で引き分けた。得点ランキング2位につけるFWアンデルソンロペスらがゴールに迫るも、4試合ぶりの無得点に終わり4連勝は達成できず。25日に試合を控える首位・神戸との勝ち点差は1。神戸が名古屋に勝利した場合、最終節・アウェー京都戦(12月3日)を待たずに逆転優勝への可能性がついえる。

 ホーム最終戦後にはセレモニーが行われ、主将のMF喜田拓也があいさつした。

 「まずは平日にもかかわらずこれだけたくさんの方に足を運んでいただき、年間通じてチームに寄り添い、背中を押し、一緒に戦ってくれて本当にありがとうございました。

 絶対に諦めません。自分たちがやってきたことはそういうことではありません。どんな時も選手同士、スタッフ、ファンサポーター含めて、信じて戦ってきました。もしそれができてなかったのなら後悔したのかもしれませんが、何一つ後悔はありません。自分たちの歩みに誇りを持っているし、今日の結果ですべてが終わったわけではありません。それだったら最後、このエンブレムに、このチームに誇りを持って戦うべきだと思います。

 試合直後でいろんな思いがある人も多いかもしれませんが、僕はこのチームに誇りを思っているし、感謝の気持ちを伝えさせてください。

 今年1年たくさんのことがありました。大切な仲間が傷を負い、長期離脱を強いられることもありました。それでも彼らはチームのためになりたいと、日々一緒に戦い、マリノスにいる意味を示してくれました。そして、けが人が出てしまったからみんなで頑張ったのではなく、シーズン最初から、心を一つにして全員でこのエンブレムのために戦ってきました。

 だからこそ今、ここにいます。チームメートは心から誇りに思える仲間です。選手だけでなく、ケヴィン監督はじめとするチームにかかわるすべてのスタッフのみなさま、どんな時もチーム選手のために一緒に戦ってくれました。彼らの存在は選手に絶対勝ちたいと思わせてくれる大きな原動力でした。

 そして、いつも、どんな時もそばにいてくれたファンサポーターのみなさんと必ず日本一の景色が見たい、その強い決意が揺らいだことはありません。いろんな壁がありましたが、マリノスファミリーの力で乗り越えてきたんです。マリノスファミリーだからこそ、乗り越えてこられたのです。

 たしかに、優勝の可能性は他力かもしれません。それでももう一度、マリノスならできると、強く信じて心を一つにして、マリノスにかかわるすべての人のすべての力を合わせて、最後まで戦い抜きたいと思っています。リーグ最終節、ACL2試合も含めて、チーム全員でマリノスファミリー全員でこのエンブレムに誇りを持って戦いたいと思います。最後まで一緒に戦いましょう。ありがとうございました」

 逆転優勝を後押しすべく、この日の金J開催には3万4335人が駆けつけた。今季のホームゲーム入場者数は47万1164人に。現行の34試合になって以降、最多更新を記録した。

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