「最悪の決断が代償を払った」 マジョルカに失態…ジダン監督の“不可解な采配”を英断罪

マジョルカに敗れたレアルのジダン監督【写真:Getty Images】
マジョルカに敗れたレアルのジダン監督【写真:Getty Images】

イスコのボランチ起用は不発に「手持ちのカードで悪手を引いた」

 レアル・マドリードは現地時間19日、リーガ・エスパニョーラ第9節で日本代表MF久保建英の所属するマジョルカと対戦し、敵地で0-1と敗戦した。今季リーグ戦で初黒星を喫したレアルだが、英サッカー専門メディア「Squawka」は「ジダンによる最悪の決断のカタログがレアルの敗戦という代償を払った」と見出しを打って報じ、ジネディーヌ・ジダン監督の采配を断罪している。

 今季5勝3分と無敗をキープするレアルは、マジョルカの本拠地に乗り込んだが、試合開始早々の前半7分にFWラゴ・ジュニオールに先制点を奪われる展開に。その後、怒涛の猛攻を仕掛けるも、ネットを揺らすことができない。後半14分に久保が途中出場し、ハードワークで守備への貢献を見せると、最終的にレアルはマジョルカの牙城を崩すことができなかった。

 同メディアは「サッカー界の衝撃的な夜」と、昇格組マジョルカに喫した今季リーグ初黒星を取り上げている。クロアチア代表MFルカ・モドリッチとドイツ代表MFトニ・クロースを負傷で欠くなか、「いつものようにバルベルデをスタートで使わなかった」とウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデを先発起用しなかったことに触れている。

「4-4-2システムを送り出したが、ボランチではカゼミーロの横にイスコを配置した。いや、真剣だ。手持ちのカードで悪手を引いた」と、トップ下や前線を主戦場とするイスコのボランチ起用がチームに効果的な働きをもたらなかったことを強調している。最近はようやくジダン監督の解任騒動が鎮火していたところだったが、この敗戦で再燃する可能性もありそうだ。

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