森保ジャパン、試合2日前にシリア代表と隣のピッチで練習 シートはさんで数10メートルに“呉越同舟”

スポーツ報知
練習場へと入るシリア代表(カメラ・今成 良輔)

 【ジッダ(サウジアラビア)19日=星野 浩司】 サッカー日本代表は26年北中米W杯アジア予選第2戦の敵地・シリア戦(21日)に向けてチーム練習を冒頭40分間のみ公開し、全23人が調整した。

 森保ジャパンが異例のハプニングに見舞われた。2日後に対戦するシリア代表が同時刻に隣のピッチで練習。黒いシートをはさんで数10メートルの距離に“呉越同舟”状態となった。シートはすき間が多く空き、互いの練習がうっすら見える状況に。大迫敬介(広島)らGK練習の付近に相手シュートが飛んでくる一幕もあった。

 シリア選手の威勢の良い叫び声が聞こえる中、クロス&シュート練習ではMF久保建英(Rソシエダード)、伊東純也(Sランス)らが鋭いクロスを供給。16日のミャンマー戦はコンディションを考慮してベンチ外だったDF冨安健洋(アーセナル)は「(状態は)問題ないです」と話し、2日連続で軽快なプレーを見せた。

 試合開始の午後5時45分には、気温30度ながら日が落ちて暑さは和らいだ。ジッダでは1年間に数回しかないという雨が少し降る中、大半の選手は暑熱対策として長袖ウェアで調整した。

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