サッカー日本代表 追加で初招集の佐野海舟、夢は弟・航大と代表共演「刺激は常にもらっているし、自分も与えないと」

 日本代表に合流し、シュート練習する佐野海舟(撮影・山口登)
 ランニングする南野拓実(右から3人目)ら日本代表イレブン(撮影・山口登)
 日本代表に合流し、シュート練習する佐野海舟(撮影・山口登)
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 「W杯アジア2次予選、日本代表-ミャンマー代表」(16日、パナソニックスタジアム吹田)

 日本代表は13日、大阪市内で合宿を開始し、負傷のため辞退した伊藤敦樹(浦和)に代わり、追加で初の代表入りしたMF佐野海舟(22)=鹿島=らがシュート練習などで調整した。練習を終え、「こういう大会に選んでいただき、責任や国を背負うということをしっかり意識して、なるべく早くチームになじんで自分のプレーを出して勝利に貢献したい」と意気込んだ。

 弟は今夏、オランダ1部・NECに移籍したU-20日本代表のMF佐野航大。「刺激は常にもらっているし、自分も与えないといけないと思っている。将来的に2人で(代表に)選ばれればいいかなと思うけど、2人ともこつこつ自分のやるべきことを日々やるだけだと思っている」と、兄弟での代表共演の夢に切磋琢磨(せっさたくま)していく。

 鹿島の岩政大樹監督も期待を寄せる22歳。「自分はどちらかというと守備的な選手なのでまずはボールを奪うだったり、そこから攻撃につなげるプレーは意識してやってきたし、その上で中盤ではがすドリブルだったりは意識してやってきた」と持ち味全開のアピールを誓った。

 W杯の本大会にもつながる2次予選の初戦。「自分がサッカーを始めた理由もW杯を見てだったり、日本代表があった。自分だけでなく、今の子どもたちも夢に見ていると思う。その中で自分だったりが与えるものはすごく大事になってくると思う。(代表選手は)本当に質も高いし求められていることも高い中でそれをやらないといけないと思う。自分ももっとどんどん前に出るじゃないけど、もっとどんどんやっていかないといけない。誰もが選ばれるわけではない。選ばれた以上、本当に自分のプレー、存在を残していけたらいいと思っている」と、貪欲にチャンスを狙う。

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