神戸が首位死守!大迫のロスタイム劇弾で浦和撃破「チーム全員の気持ち乗り移った」横浜Mと勝ち点2差のまま次節にも初V 大迫は得点ランク単独首位に

 「明治安田生命J1、浦和1-2神戸」(12日、埼玉スタジアム)

 首位の神戸が劇的勝利で浦和を破り、勝ち点65に伸ばし、リーグ初優勝に大きく前進した。次節の24日、勝ち点2差で追う2位・横浜Mが引き分け以下となり、25日のホーム名古屋戦で神戸が勝てば優勝が決まる。浦和は優勝の可能性がなくなり、神戸は2位以上が確定し、来年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)進出が決まった。

 神戸は前半から攻め込みながらリーグ最少失点の浦和の堅守を崩せず、0-0で折り返した。後半27分、空中戦でついにゴールをこじ開けた。DF初瀬亮のクロスをFW大迫勇也が頭でつないで最後はDFマテウス・トゥーレルが頭で押し込み、先制した。

 だがロスタイムにFWホセカンテに決められ、追い付かれた。

 それでも、あきらめなかった。相手GKが前線で攻撃参加するパワープレーで、FKをキャッチしたGK前川黛也がすぐさま敵陣にキック。ボールを受けた大迫が右足で無人のゴールに打ち込んだ。今季22ゴール目で大迫は得点ランク単独トップに立った。

 試合後のインタビューで大迫は「本当にボールにチーム全員の気持ちが乗り移ったゴール」と充実感を漂わせ、次節にも優勝が決まる可能性が出てきたことには「僕らは1試合終わるまですべて出し切る気持ちでやってる。(横浜Mの結果は)もう関係なく、僕らでつかみ取るもの、自分たちにフォーカスを当てて頑張りたい」と、力を込めた。

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