U―22日本代表、アルゼンチン戦メンバー発表 初招集のFW福田師王に大岩監督「今後の成長に刺激を」

スポーツ報知
アルゼンチン戦の代表を発表する大岩剛U-22日本代表監督(左は山本昌邦日本サッカー協会ナショナルチームディレクター)(カメラ・池内 雅彦)

 日本サッカー協会は9日、18日のU―22アルゼンチン戦(アイスタ)に臨むU―22日本代表メンバー26人を発表した。パリ五輪世代は22年3月の始動以降、初の国内開催試合。都内で会見に応じた大岩剛監督は、「レベルの高い試合をしたい。見に来ていただいた観客のみなさんに楽しんでもらえる、ワクワクしてもらえる試合にしたい」と意気込んだ。また、FW福田師王(ボルシアMG)が初招集された。

 鹿児島・神村学園高から今冬ドイツへ渡った19歳のストライカー。現在はボルシアMGのU―23チームでプレーしており、今季ドイツ4部相当で10試合3得点1アシストを記録している。大岩監督は「得点を決めたり、チームで求められているタスクを非常に高いレベルでやっていると見受けられる。我々のグループに入れる、しっかり戦えると期待を持って今回の参加を要請した」と招集理由を説明。5月のU―20W杯後には、福田自身「パリ五輪のメンバー入りを目指して死ぬ気で頑張りたい」と来夏の大舞台を見据えていた。

 21年のU―18日本代表候補合宿でも大岩監督の下でプレーした経験を持つ福田だが、「神村学園にいた頃、まだ荒削りで得点を取ることに関して言えば高校レベルではないと感じていた。今の映像を見ると点を取る彼の特長もありつつ、チームで求められるトランジション(切り替え)の部分は目に見えて成長していると感じた。あとは体つきもひとまわり大きくなった印象」と成長も実感している。FW藤尾翔太(町田)といったけが人を招集できなかった背景もあるが、「私がこういうチャンスを今回いただいた。目の前で彼を評価して、彼の今後の成長に何か刺激を与えられれば」とアピールに期待していた。

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