アルゼンチン戦臨むU―22日本代表、アジア大会メンバーからは4人招集 大岩監督「非常に成長」

スポーツ報知
アルゼンチン戦の代表を発表する大岩剛U-22日本代表監督(カメラ・池内 雅彦)

 日本サッカー協会は9日、U―22日本代表メンバー26人を発表した。18日にU―22アルゼンチン代表と親善試合(アイスタ、午後2時)を行い、21日にも非公開で練習試合を実施する。パリ五輪世代は22年3月の始動以降、初の国内開催試合。年内最後の活動に、9~10月に行われた杭州アジア大会のメンバーからGK藤田和輝(栃木)、DF山崎大地(広島)、MF松村優太(鹿島)、MF佐藤恵允(ブレーメン)の4人が選出された。

 同代表は9月上旬にバーレーンでパリ五輪1次予選を戦っており、アジア大会には選手全員を入れ替えて臨んでいた。主力がほとんど参加しないメンバー構成だったが、1次リーグを全勝で首位突破。決勝まで勝ち進んだ。決勝では韓国に1―2と敗れたものの、大岩監督は「あの大会を通じて非常に成長した選手が多くいた」と振り返った。

 「今回は4人になったが、しっかりアジア大会で示した姿勢を見せることで、よりチームが高いレベルになっていくことを期待して招集した」と説明。来年3~4月には五輪アジア最終予選(カタール)を迎える。ここからメンバー入りをかけたサバイバルも一層激しくなっていくが、「グループへの扉は全選手にフルオープン。入るためには各所属クラブでハイレベルなパフォーマンスをする必要がある。極端に言えば所属チームで認められることで日本代表に来ることができる。それくらいのパーソナリティーとプレーレベルの高さがあれば、我々の目に入ってくる。高校、大学、どのレベルでもしっかりとしたパフォーマンスを出していれば招集したい」と改めて世代全体の底上げの重要性を口にしていた。

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