【町田】藤田オーナー、来季のクラブ名変更を断念 サポーターの猛反対受けて方針転換

スポーツ報知
町田サポーター

 J2町田ゼルビアのオーナーでIT大手「サイバーエージェント」社長の藤田晋氏(46)は18日、変更の方針を表明していたチーム名とロゴを現行のまま継続することを発表した。

 クラブは11日に町田市内で開催したサポーターミーティングで、今後のブランド力強化などのためにクラブ名を「FC町田トウキョウ」に改名することを発表。だが、97年から使用してきたクラブ名「ゼルビア」の継続を望むサポーターから「くそダサい」「東京町田ゼルビアじゃダメなのか?」などと猛反対され、改名を保留とていた。

 藤田氏はクラブの公式サイトで「皆さまから反対の声が相次いだこと、我々のそこに到るまでの段取りが悪かったことで、その場では『保留』という判断にしましたが、来シーズン(2020年シーズン)に関しては、リーグとも協議し、熟慮した結果、名称、ロゴなど現行のままで継続とさせて頂きます」と表明した。来年1年間の改名は「保留」とし、サポーターと意見交換した上で21年シーズンからの改名を模索していくという。

 今回の改名に対する反発が強く、世の中に知れ渡ったことに「クラブに新たな歴史を刻んだと思います。好感度の面からリブランディングに『FC町田トウキョウ』を使うのは難しくなりましたが、一方で知名度、注目度は上がりました」とし、「現段階では、『町田』を軸にチーム名に『東京』を入れ『ゼルビア』を残すことで良い着地が目指せるのではと考えています」とした。

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