Jリーグ、秋春制に向け「スプリングカップ」新設案浮上 地域ごとに8グループに分けてのリーグ戦

スポーツ報知

 Jリーグが最短で2026年から目指す秋春制に向け、「スプリングカップ」と称する新大会を用いて新シーズンに移行する案が浮上していることが7日、分かった。J1からJ3までを地域ごとに8グループに分け、総当たりのリーグ戦、順位を決定するトーナメントの新大会で、秋春制移行へのスケジュール調整が狙いとなる。

 現在の春秋制(2月開幕)から秋春制(8月開幕)に切り替えるためには、1・5年(2月~翌年5月)シーズン、または1年(2月~12月)プラス0・5年(2月~5月)シーズンを行う案があった。しかし1・5年ではモチベーション維持の難しさや、0・5年では昇降格がないことで盛り上がりを欠く可能性などの課題が浮上。移行が最短の26年になった場合のスプリングカップ案では25年2~4月と26年の4~6月に新大会を実施し、通常シーズンは25年春~26年春に。“地域王者”を決める新大会で、ファンに新たな魅力を発信するメリットなどがある。

 秋春制にはJリーグと欧州のシーズンのずれから生じる選手の移籍問題を解消するメリットなどがあるが、一方で降雪地域クラブの練習場整備や費用、スタジアム確保などの課題が残り、反対を表明しているクラブもある。12月19日の理事会での最終決定に向け、議論は最終局面を迎えつつある。

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