J1連覇目指す横浜FM、横浜駅に順位広告表…「リアタイ新聞」掲出 画家・小木曽誠氏がライブペインティング

スポーツ報知
横浜FMが東急・みなとみらい線の横浜駅に順位広告表を設置。中央の絵画は小木曽誠氏が担当した(横浜市内で)

 横浜FMは6日、東急・みなとみらい線の横浜駅中二階自由通路にて、リーグ戦終盤の優勝争いを盛り上げるため掲出された順位広告表のお披露目イベントを実施した。

 リーグ優勝した2019年、22年に続き、今シーズンも3試合を残して首位・神戸を勝ち点2差で追いかけるチームを後押しすべく、順位広告表が登場した。ホームタウン横浜市の中心部の一つである横浜駅から、サッカーファン以外の人々にも広く優勝争いしている事実を伝達するプロモーション。今季は新聞をモチーフにした屋外広告で、「YOKOHAMA F・MARINOS REAL TIMES」(通称:リアタイ新聞)と名付けられた。160センチ×130センチの写真部分を、写実画家の小木曽誠氏がライブペインティングで更新していく。

 約3か月前からクラブ内で始動した企画。第90回記念白日会展内閣総理大臣賞受賞などで知られ、現在は九州を拠点に活動する小木曽氏に2か月ほど前に打診し、実現に至った。

 初回でお披露目されたのは、10月28日のアウェー福岡戦(4〇0)を新聞記事に仕立てたものだ。FWアンデルソンロペスが先制ゴールを奪ったシーンが中央に描かれている。小木曽氏は前日に下書きを終え、この日の朝6時から色づけを開始。スポーツの写実は初めてだというが、5時間かけて壮大な作品が完成した。汗を拭った小木曽氏は、「やったことがないからやってみようと。ただ、人が撮ったものだとそのまま写しても意味がない。自分も動きながら、躍動感、スポーツ、絵画をうまくリンクさせたいなと考えながら描いた」と写真に見えすぎないようバランスを意識。出来栄えには「イメージ通りです。85点くらいかな。スタジアムで感じたこと、臨場感が出てくればもう少し上がるのかな」と笑った。

 12日のC大阪戦(日産ス、午後2時)を終えた13日にもイベント開催予定で、絵画は今後最大4回更新される。C大阪戦でサッカーをはじめて現地観戦するという小木曽氏は、「これは徹夜覚悟だけど、わーって最後なってる(優勝してシャーレアップ)ところの、(選手)30人全員を描きたいな、という気持ちがある。頑張ってほしい」とチームへのエールも送った。

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