なでしこジャパン、パリ五輪2次予選へ千葉合宿打ち上げ…池田太監督「充実したキャンプ」と笑顔

スポーツ報知
練習を見守る、なでしこジャパンの池田太監督(中央)=カメラ・田中 孝憲=

 サッカー女子のパリ五輪アジア2次予選(26日からウズベキスタン)に臨む、なでしこジャパンは22日、千葉市内で行った6日間の合宿を打ち上げた。国内組中心の13選手による練習だったが、好天にも恵まれた。池田太監督(53)は「コンディションを整えることもできましたし、これまでやってきた部分の再確認もできた」と説明し「充実したキャンプ」と笑顔で振り返った。

 この日は深い位置でのスローインからの攻撃練習や、ポジションごとに分けての確認など、約1時間半のトレーニングをこなした。FW田中美南(29)は「高い位置を取ったらゴールに向かう姿勢、共通認識の持ち方の練習だったと思います」と振り返った。

 初戦の26日インド戦は、週末に公式戦がある海外組のコンディション面が気になるところ。指揮官は「(予選は)中2日で3試合あるので、疲労感とかバランスを考えながら、メンバーを考えていこうかなと思ってます」と話した。

 今キャンプでは少人数を逆手に取り、ポジションをローテーションした練習も行った。「いつもと少し違ったポジションでトレーニングできるという良さも、プラスに考えれば、これから必要になってくるので。そういったこともできました」と説明。「細かいアプローチもできたのもこのキャンプの成果だったと思います」と、濃密なトレーニングとなった。

 チームは23日に日本を出発し、現地で海外組と合流する。FW田中は「この予選は1位通過のことだけ考える。その先は厳しくなるけど、まずはこの3試合を勝ち抜くことだけを考えて、選ばれたメンバーでやっていきたいと思っています」と表情を引き締めていた。

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