GK南雄太が今季限りで引退…通算665試合出場はGK最多 柏、熊本、横浜FC、大宮でプレー

スポーツ報知
GK南雄太

 J2大宮は19日、44歳のGK南雄太が今シーズン限りで現役を引退すると発表した。南は静岡学園高から1998年に柏入り。柏で通算291試合に出場し、その後は熊本、横浜FCでプレー、22年に完全移籍で大宮入りした。

 世代別代表でも活躍し、1999年のワールドユース(現U―20W杯)準優勝メンバー。1998年にJリーグ優秀新人賞、2001年にJリーグフェアプレー個人賞を獲得している。Jリーグ通算665試合出場は、GKの最多記録。

 クラブを通じて発表したコメント全文は以下の通り。

 「わたくし南雄太は、今シーズン限りでの現役引退を決断致しましたので、ここにご報告させて頂きます」

 「26年間という、自分でも到底想像も出来なかった長い現役生活をこの年齢まで過ごしてこれたのは、丈夫な体に生んで育ててくれた両親、いつどんな時も自分の1番の支えになってくれてサポートしてくれた妻、自分に無限のパワーを与えてくれた子供達や家族、そして自分が在籍させて頂いた柏レイソル、ロアッソ熊本、横浜FC、大宮アルディージャの各クラブで共に闘った選手、監督やコーチングスタッフ、クラブスタッフの方々、パートナーシップスポンサーの方々、そして各クラブのサポーター、ファンの方々、その自分に関わって頂いた全ての方々のおかげに他なりませんし、ただただ感謝という言葉しかありません。本当に本当にありがとうございました!」

 「幼稚園でサッカーを始めて10月に入って引退を決意した日までの約40年間、苦しい事や辛い事はたくさんあったけれど、でも大好きなサッカーを辞めたいと思った事はただの1度もありませんでした。それが、いかに自分のサッカー人生が充実して素晴らしいものだったかを物語っていると思います。だからもうこれっぽっちの悔いも全くないくらいやりきりました。心から自分自身によく頑張ったと言ってあげたいです」

 「今シーズンも残り4試合。アルディージャの残留の為に自分はどんな立場であれ全身全霊を尽くして、チームの為に最後の最後まで闘います。どうか引き続き応援のほど宜しくお願い致します。そして、あと1カ月でサッカー選手ではなくなりますが、今後とも『サッカー人、南雄太』をどうぞ宜しくお願い致します!」

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