南野拓実、2試合無得点で生き残りへ苦境も表情明るく「ひとりのハングリーな選手として…」

スポーツ報知
後半、攻め込む南野拓実(カメラ・今成 良輔)

◆国際親善試合 日本2―0チュニジア(17日・ノエスタ)

 カタールW杯以来の代表復帰となったMF南野拓実(モナコ)は、カナダ戦に続いて途中出場したチュニジア戦も無得点に終わり、代表生き残りへアピールはならなかった。インサイドハーフで先発したカナダ戦に続き、ベンチスタートとなったこの日は後半27分に久保建英に代わってトップ下に。積極的にボールを受けてチャンスに絡んだ。同45分にはゴール前で好機を迎えたが、右足でのシュートは枠を捉えられなかった。

 試合後の南野は、すっきりとした表情でこの2試合を総括した。「W杯の時は(責任を)背負う気持ちのほうが強くて、チームのために何ができるか一番に考えていた。今はフレッシュな気持ち。自分的にもリセットしたハングリー、ぎらぎらした気持ちできた。チームが第一、というのは変わらないですけど、ぎらぎらしたものは違うかもしれない。逆に背負いながらプレーするのは幸せなこと。それはW杯でプレーできたからこそ感じられた。またひとりのハングリーな選手としてやっていきたい」と語った。

 一方、カナダ戦も通じて、ゴール前でのチャンスに決めきることはできず。ぎらぎらとした思いが、逆に空回りを生んだのでは、という問いには「そうは思わないですね。そこは技術的な部分だと思います。気持ちよくプレーできたというか。狙うべきところははっきりとしていたので、そうは思わない。技術的なミス」と強調した。結果を残すことはできず、来月のアジア2次予選でのメンバー入りに向けては微妙な立場となったが、あらためて日本代表でのプレーに充実感を漂わせていた。

サッカー

×