J2藤枝MYFC 今季最多の5発で残留に王手!次節引き分け以上で確定

スポーツ報知
後半9分、追加点を決め、スタンドに向けてほえる藤枝・アンデルソン

◆明治安田生命J2リーグ 第26節 ▽藤枝MYFC5-1群馬(14日、藤枝)

 雷雨のため中止となった試合が代替開催され、藤枝MYFCが群馬を5―1で下し、2試合ぶりの白星を挙げた。前半22分、MF横山暁之(26)が先制弾。後半もFWアンデルソン(22)のPK、FW中川風希(28)の2戦連発などで突き放し、今季最多を更新する5発で圧倒した。勝ち点を48とし、12位に浮上。次は22日、再びホームで大宮と対戦する。

 1週間前と真逆の数字がスコアボードに表示された。前節、長崎に1―5で大敗した藤枝がこの日は群馬の堅守を粉砕する今季最多の5発。須藤大輔監督(46)は「この時期にこのパフォーマンスは自信になるし、ボタンが掛け合えばこうなる。一過性にせず次につなげたい」とご満悦だった。

 口火を切ったのは横山だ。前半22分、中央でキープしたFW矢村からパスを受け、やや左寄りの位置から流し込んだ。「ボールが来るか半信半疑で祈ってました。先に点を取れたのは大きかった」。後半も勢いは止まらず、9分にアンデルソンがPKを沈めると、同25分にはFW中川風が相手のバックパスのミスを逃さず豪快な右ボレーでトドメを刺した。「思い切り足を振れた」と2戦連発に胸を張った。

 大敗を受けて今週取り組んできたカウンタープレスも機能。ボランチのMF水野は「90分通してコントロールできた」と手応えを口にした。4試合を残し勝ち点は48。次節対戦する21位・大宮は同36のためドロー以上でJ2残留を確定できる。中川風は「残り全部勝てるようにやっていきます」と表情を引き締めた。(武藤 瑞基)

 〇・・・藤枝FW矢村健(リーグでは自身初の1試合2発で大勝に貢献)「どんな相手にもこういうサッカーをしていかないと」

サッカー

×