森保監督 前田、三笘ら不参加&離脱者続出でも逆転の発想 底上げに「良い機会」「誰が出ても勝つ」

 サッカー日本代表は12日、「MIZUHO BLUE DREAM MATCH2023」(13日・カナダ戦)に向け、試合会場となる新潟・デンカビッグスワンスタジアムで前日調整を行った。公式会見に臨んだ森保一監督(55)はFW前田大然(25)やFW三笘薫(26)らの不参加が相次ぐ中、不測の事態も起こり得るW杯予選を見据え、レベルアップの好機と捉えて勝利を誓った。

 11月から始まるW杯アジア2次予選前で最後の実戦となる10月シリーズ。その中で多くの離脱者が出る事態となったが、森保監督は「全体の経験値を上げ、レベルアップをするということへの非常に良い機会」と捉えた。

 代表メンバー選定の時点で、MF堂安(フライブルク)とMF鎌田(ラツィオ)がコンディション不良で招集できず。その後もメンバー入りしていた前田、三笘が不参加となり、この日はGK前川が負傷での離脱となった。

 一見すれば、W杯予選前最後の親善試合で主力を欠くことはマイナスな要素にも映る。だが、代表戦を戦う上ではベストメンバーがそろわないことは想定される事態だ。

 森保監督も「ケガや出場停止、コンディション不良など、もろもろ必ず招集できるとは限らない。その人がいるとは限らないということも考えないといけない」と説明。その上で「誰が出ても勝つ、誰と組んでも機能するということを共有し、よりチームとして自信をもてるように」と今回のテーマを口にした。

 三笘の主戦場となる左ウイング。三笘に代わって選出したMF奥抜も11日から体調不良で新潟入りできず。その状況で指揮官は、今シリーズは「中村敬斗がまずは候補」と起用プランを明かした。

 「いろんなアクシデントや負傷した選手がいたが、チームとして戦術の幅を広げ、個の経験値を上げていきたい」と森保監督。不測の事態を糧として、世界を勝ち抜く力を生み出していく。

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