福田正博氏 北朝鮮の危険スライディングは意図的か「目線はボールじゃなくて人を見てる」指摘
サッカー元日本代表の福田正博氏が3日、TBS系「ひるおび!」で、アジア大会のサッカー男子準々決勝の日本対北朝鮮戦について「悪質」としたプレーを改めて解説した。
番組では物議を醸したサッカーの北朝鮮戦を改めて特集。北朝鮮はラフプレーが続出し、イエローカードが6枚も出る混乱ぶり。プレーだけではなく、日本の給水スタッフに殴りかかるふりをするなど、信じられない行為でもイエローカードが出されている。
試合を解説した福田氏は、特に後半20分のプレーに言及。日本の佐藤恵允に対し、ドリブルで交わされた北朝鮮の選手が後ろからスライディングタックルを浴びせ、佐藤が倒れ込むシーンがあった。もちろんイエローカードが出されたが、福田氏はリプレーを見ながら「1つ(ドリブルで)交わされて、頭にきているところもある」と北朝鮮選手の心情を推測し、「目線を見てください。ボールじゃなくて、人を見てる。顔を見てるんですよ」と、北朝鮮選手の目線を指摘した。
「ってことは、ボールにチャレンジする意図はないんですよ。解説したときにこの目線が気になった。だから悪質、悪質と言ったのはそこ」と振り返り「ボール見てないですから。間に合わない。後方からで明らかにプレーを止めるために、体にチャレンジにいくという意図が」とも述べた。
そしてスライディングは佐藤の膝あたりに入ったが「もうちょっと近かったら大けがになっている。このスピードで」と危険であると訴えていた。