【札幌】鈴木武蔵、0―5完敗の雪辱果たす…9日・ルヴァン杯準決勝で再びG大阪戦

スポーツ報知
ボールを奪いに行く札幌FW鈴木(右)

 J1北海道コンサドーレ札幌のFW鈴木武蔵(25)が、5日前の雪辱を果たし、初タイトルへの道を切り開く。札幌は9日、ルヴァン杯準決勝第1戦のアウェー・G大阪戦に臨む。7日の練習を右恥骨痛で休んだ武蔵だったが、8日はフルメニューを消化。「もう大丈夫」と笑顔で復調を宣言し、戦いの地へと向かった。

 G大阪相手にフル出場した4日のリーグ戦は0―5で敗れた。中4日で同じ舞台で行われる戦いも、過ちを繰り返さない。武蔵は「修正ポイントはしっかり分かっている。後は試合でそれを表現できるか」と話した。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(61)から受けた「もっとゴールに向かう姿勢を持って戦うこと」の言葉を実践し、先勝をつかみ取る。

 1つの目標がある。ルヴァン杯では、8日時点でFWアンデルソンロペス(25)と並び最多の6ゴールを挙げ、得点王を争っている。「ロペスに負けたくないし、取りたい」と個人タイトルも武蔵の頭にはあるが、それ以上に欲しいものがある。「2人で点を取って、決勝まで争えたら」。仲間の存在も刺激とし、クラブ史上初のJ1タイトルにつながる結果を目指す。

 ホーム&アウェー方式で行われる準決勝。敵地で白星をつかめば最大のアドバンテージになるが、得点できるか否かも、13日の札幌ドームでの戦いに大きく影響してくる。「アウェーゴールもどれだけ取れるかが大事」と武蔵は強調した。今度こそ、ゴールを決めて借りを返す。(砂田 秀人)

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