J1神戸・武藤、甲子園V王手の慶応後輩にエール「春のリベンジ、楽しんで優勝を」快眠後押し布団差し入れ効いた

 全体練習後、シュート練習を行う武藤
 全体練習後、シュート練習を行う武藤
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 J1神戸の元日本代表FW武藤嘉紀(31)が22日、高校野球、夏の甲子園で103年ぶり決勝進出を果たした母校・慶応(神奈川)の後輩らを「本当にすごい」と称賛した。この日、チームは神戸市西区のいぶきの森球技場でFC東京戦(26日、国立)に向けた練習を公開した。

 今春のセンバツは甲子園で観戦し、仙台育英(宮城)に敗れた。その相手と決勝で相まみえる。「春のリベンジ。僕も一番前の席で見ていた。そのリベンジを決勝の舞台でできる。すべてが重なってできたチャンス。何の緊張もなく本当に楽しんで優勝を目指して頑張ってほしい」と言葉に力を込めた。

 勝てば107年ぶりの日本一。「ここまできただけですごい。もう何も失うものはない。エンジョイベースボール!」と偉業へ後輩にエールを送った。

 慶応OBの結束力は半端ではない。「すごいですよ。同級生のラインは甲子園のことで埋まっている。僕が練習で見られないときは全部そこで分かる」と、大盛り上がりだ。決勝は14時プレーボールで、練習後に行けば観戦に間に合うため、観戦を視野に入れる。

 武藤は大会開幕前にはビッグな差し入れも送った。二刀流のメジャーリーガー・大谷翔平(エンゼルス)も愛用する西川のマットレス「エアー」を太っ腹にメンバー分。「遠征が長くなるかもしれない」と、もちろん頂点までを願ってのもの。猛暑の中、快進撃する後輩球児のぐっすり快眠を助けている。

 「僕はちょっとした手助け。数%のコンディションだったり、パフォーマンスの良さが勝敗を分ける。そういう意味でプラスになっていたなら本当に本望」と、睡眠の重要さを知るからこそ、最高のアシストになった。

 今季、武藤は絶好調で8ゴール、9アシストでチームの首位をけん引する。「OBみんなが心の底から(慶応)応援している。これで優勝したらとんでもないお祭り騒ぎになる」。後輩からも刺激をもらい、同じ兵庫で互いに狙うは優勝だ。

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