「後悔したくなかった」バイエルン加入のケーン、移籍決断の背景にデビッド・ベッカム氏の存在と明かす

スポーツ報知
ドイツ1部王者バイエルンに加入したイングランド代表FWケーン(ロイター)

 イングランド1部トットナムからドイツ1部王者バイエルンに移籍した、イングランド代表FWハリー・ケーンの入団記者会見の様子を英紙「テレグラフ」が伝えた。

 バイエルンは12日、ケーンを2027年夏までの4年契約で獲得したことを発表。同紙は、移籍金8600万ポンド(約158億円)で加入したと伝えている。

 ケーンは会見で「欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝のために限界まで自分を追い込む」ことを誓い、「毎年、タイトルを獲得したい」と目標を掲げたという。今季の欧州CL決勝がロンドンの「ウェンブリー・スタジアム」で行われることから、「まだ先は長いけど、ウェンブリーで優勝を狙えるなんて、個人的には素晴らしいこと。なんとかそれを達成したい」と意気込みを口にしている。

 また、移籍を決断した理由の一つに元イングランド代表MFのデビッド・ベッカム氏の存在があったという。ケーンは「デビッド・ベッカムが、マドリードに行った時のことを思い出す。キャリアの最後まで、異なるリーグや文化を経験しなかったことを後悔したくはなかった」とコメント。ベッカム氏が、1992―03年まで在籍したイングランドを離れて、マンチェスターUからスペイン1部Rマドリードへ移籍したことに触れ、下部組織に入団した11歳から在籍したクラブを離れることを決めたと説明した。

 ケーンは12日のスーパー杯のライプチヒ戦(0●3)に途中出場し、新天地デビュー。今後はドイツ語のレッスンを「週1、2回」受けるつもりで、家族もドイツに移り住む予定だという。

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