浦和 サポーター暴動を会見で謝罪 暴力行為は確認されず 処分の甘さ指摘に「恣意的に軽くはしていない」 調査は継続中

 J1浦和は5日、0-3で敗れた天皇杯4回戦・名古屋戦(2日、CSアセット港サッカー場)において、一部サポーターがピッチ内へ乱入し、名古屋サポーター側のスタンドへと向かい小競り合いとなった問題に関してオンラインでの会見を行った。

 会見に出席した田口誠社長は「お騒がせをしておりますことを、心よりおわび申し上げます。先人たちが紡いできた歴史に泥を塗る行為。また、夏休み中で多くのお子さまがスタンドに足を運ばれていた中で絶対に見せてはいけない姿、そして絶対に感じさせない不安や恐怖を与えてしまったことは痛恨の極み」と謝罪した。

 名古屋戦では一部サポーターが試合後、スタンドに居残り、クラブのフロントと話し合いを行っていたが、名古屋サポーターからのヤジに怒りピッチレベルへと降り、関係者の制止も振りきって緩衝地帯を破壊。警察も出動する形となった。

 浦和は3日に公式サイトへ謝罪文と、統括リーダーの16試合入場禁止など対象者77人への処分を発表していた。須藤伸樹マーケティング本部長は暴力行為は確認されなかった中での処分としながら「クラブは違反行為の調査は継続している。日本サッカー協会様も映像分析等の調査は継続されていると伺っているので、そうした調査でさらに違反行為、違反者を確認した際には適正な処分を行ってまいります」とした。

 また、ネット上などで処分の程度を疑問視する声が上がっていることについて須藤本部長は「日本サッカー協会(JFA)とJリーグのガイドラインにのっとって処分を決めている。恣意(しい)的に軽くはしていない」と説明。その上で再発防止へ田口社長は「規則の厳罰化をしていく」と、今後はガイドラインよりも重い処分をクラブ独自で課していく可能性も示唆した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス