J1神戸が14年ぶり6失点の大敗 フィンク監督「ハングリー精神も相手の方があった」

後半、中央からのシュートが外れ天を仰ぐヴィッセル神戸・イニエスタ=エディオンスタジアム広島(撮影・佐藤厚)
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 「明治安田生命J1、広島6-2神戸」(5日、エディオンスタジアム広島)

 J1神戸が05年4月13日の川崎戦(1-6)以来14年ぶりとなる、今季最多6失点で今季初の3連勝を逃した。

 「試合に向かう気持ち、姿勢が良くなかった」とDF酒井高徳(28)が振り返ったように、開始早々から劣勢に立たされ、前半5分にあっさり先制点を献上した。同19分にFW古橋亨梧(24)の今季9得点目で同点としたが、同39分に勝ち越しを許した。後半20分にはDF大崎玲央が一発退場となり、直後の直接FKを広島のU-22日本代表MF森島司(22)に決められた。

 神戸は10人になりながらも、後半32分に途中出場したFW田中順也(32)のゴールで一時は1点差に迫ったが、7分後に4失点目。気持ちの切れた終盤にも2失点を重ねた。

 トルステン・フィンク監督(51)は「ドイツに諺があるが『今日は無駄な1日だった』。ここ数週間やってきた良いサッカーが何も見られなかった。チームを責めたい訳ではないが、ハングリー精神も相手の方があった」と嘆いた。

 ただ、指揮官は「何度も接戦で負けるより一度大きく負けた方がいい」という意味のドイツの諺を再び引用し、「今日の敗北は残念だが、次の試合で良いリアクションを見せたい」と語り、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)も「結果にあまり注目するべきでない。ミスがこの試合に全部重なってしまったと考えて前向きにいきたい」と気持ちを切り替えた。

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