パリSG、RマドリードをFIFAに正式提訴検討か エムバペの獲得交渉をめぐり「ルール違反」の可能性と報道

スポーツ報知
フランス1部パリSGのFWエムバペ(ロイター)

 フランス1部パリSGが、同国代表FWキリアン・エムバペの移籍をめぐるスペイン1部Rマドリードの行動について、FIFAに正式な提訴を検討していると7月31日、英紙「テレグラフ」が報じた。

 2024年夏までパリSGとの契約を残すエムバペは、今夏、クラブが提示した契約延長オファーを拒否。その上で、契約満了までの残留を希望している。以前から獲得に動いているRマドリードは、エムバペがフリーとなったタイミングで契約をするつもりだという。

 同紙は「所属クラブに許可なく選手に接触することは、FIFAのルール違反である」とし、Rマドリードの行動を指摘。今夏、サウジアラビア1部アルヒラルから3億ユーロ(約470億円)の巨額オファーがあったにも関わらず、エムバペが関係者との話し合いさえ拒否したことから、パリSGは、Rマドリードとの契約がすでに成立していると確信したという。このことから、違反を指摘した上で、「パリSGはエムバペが来夏、Rマドリードとフリー契約し、1億6000万ユーロ(約251億円)の契約金を手にしようとしている」と伝えている。

 ただ、エムバペとRマドリードが、来夏にフリーで契約することで合意していたとしても、法的拘束力を持たない。他のクラブが獲得に動く可能性もある。

 エムバペが、パリSGとの1年の契約延長オプションを行使できる期限は、7月31日までだった。クラブとしては、2025年まで契約を延長し、移籍金が発生する来夏に売却することが最も良い結果だと報じている。

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