静岡県選抜が国体サッカーで8年ぶりの優勝

スポーツ報知
8年ぶりの優勝を喜ぶ静岡県選抜のメンバーとスタッフ

◆茨城国体▽サッカー少年男子決勝 静岡1―0広島(3日・県立カシマスタジアム)

 静岡が8年ぶりの優勝を飾った。前半は広島のサイド攻撃に何度もピンチを迎えたが、GK大畑神唯(16、JFAアカデミー福島)が「集中力がMAXでした」とゴールを死守。そして後半20分、この試合で初めて得たCKからDF菊地脩太(16、清水エスパルスユース)が右足ボレーで決勝点を挙げた。

 前線からプレスをかけて走り回り、高い位置でボールを奪うアグレッシブな守備を1回戦から徹底。先発を入れ替え、交代枠をうまく使い、コンディションに気を配って5連戦を戦い抜いた。チームの一番の強みは真面目さで、村下和之監督(42)は「みんなが最後まで走ってくれた」と選手に感謝していた。

 静岡県選抜の優勝は、千葉と両チーム優勝だった8年ぶりで、単独での日本一は04年以来15年ぶり。決勝ゴールを決めた菊地は「サッカー王国と言われながら最近は勝てず、悔しかった。これが王国復活の、ひとつのきっかけになれば」と今後を見据えた。

(里見 祐司)

優勝を喜ぶ静岡県選抜のメンバーとスタッフ

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