ビジャが子供たちを励ます「1日でも早く家に戻って、楽しい時間を過ごして」

スポーツ報知
ビジャ

 神戸の元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)が3日、「足長おじさん」になった。

 この日の練習後、神戸市の神戸大付属病院を慰問。「サッカー選手に会いたい」という入院中の子どもたちの要望をクラブが快諾したもので、ビジャは約30人にサインボールやタオルマフラーをプレゼントした。子どもたちを代表し、入院10か月目という里崎皓汰くんが「きょうビジャに会うために治療を続けてきました」とあいさつすると、感動したビジャは自身が着ていたユニホームを脱ぎ、そのまま手渡す場面もあった。

 4歳時に右大腿骨骨折の大けがを負い、医師から「手術すれば片足が不自由になってしまうので、サッカーを続けることはできないだろう」と告げられたビジャ。家族のサポートで別の治療法を探し、無事回復に至ったエピソードも披露した。「病気と戦うことは簡単ではないが、少しでも元気づけられたら。1日でも早く家に戻って、楽しい時間を過ごしてほしい」とエールを送ると、「子どもたちの助けになるために大事なこと。これからもできる限りやっていきたい」と活動の継続を誓った。

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