前節、ネイマールの復帰弾でストラスブールに劇的な勝利を挙げたパリ・サンジェルマンは現地時間９月22日、アウェーでリヨンと対戦。87分に、再び背番号10が試合を決めるゴールを叩き込み、１-０で勝利した。

　欧州スポーツチャンネル『ESPN』フランス版のローラン・ヴァジェ記者は、「ネイマールの仕事は常に決定的だ」と脱帽した様子で、この試合でのパフォーマンスに称賛を送っている。

「キリアン・エムバペとエディンソン・カバーニが存在しない試合でも、ネイマールはきっちりと仕事をして見せる。今シーズンの彼は、パリSGが期待している仕事をやってのけるかもしれない。彼はすべてのレベルで、元に戻ったと感じる」

　今夏のバルセロナへの移籍騒動により、ネイマールに対して、パリSGのファンからブーイングが飛ぶ事態となっている。だが、それも少しずつ「黙らせていくのだろう」とヴァジェ記者は綴っている。

　パリSGのトーマス・トゥヘル監督も、試合後の会見でネイマールへの信頼を口にした。

「ネイマールの調子はもっと上向くだろう。コンディションも100％ではないが、常に決定的な仕事ができるプレーヤーだ。ゴールを決めること、そして勝利を決定づけるプレーをするのが彼の役割であり、ネイはとてもうまくやっている。

　様々な意見があることは承知しているし、様々な思いがあるだろう。だが、私は満足しているし、彼は精力的にチームメイトとトレーニングに取り組み、我々と一緒に笑っているよ」

　また、同僚のアンデル・エレーラは「移籍のことについては話したくない。ネイマールはいま、僕らと一緒にいるし、ともにプレーすることができてうれしいよ」とコメント。DFトマ・ムニエは「チームのために、彼は決定的な仕事をしてくれる。感謝しなければいけないね」と口にしている。

　次節、パリSGはスタッド・ドゥ・ランスとホームで対戦する。負傷離脱中のエムバペの復帰も近いと噂されており、ネイマールとの“タッグ”復活が近づいているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部